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令和5年9月一般質問

2024年2月26日(月)

越前若狭の会、中村綾菜と申します。通告に従いまして一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  幸せ実感・成長戦略としてのウェルビーイング推進に向けてについて、質問させていただきます。  幸福度ランキングによりますと、2022年、福井県は全国1位である一方、主観的な幸福度の調査によりますと、福井県は全国で22位であり、県民の幸せ実感としては低いのではと感じております。  そんな中、主観的な幸福度を重視したウェルビーイングが、全国的に広がりつつあります。ウェルビーイングとは、WHO(世界保健機構)が示す定義としては、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも満たされた状態であるとしております。  慶應義塾大学、前野隆司教授の調査によりますと、幸福度の高い人はパフォーマンスも高くなる。幸福感の高い社員の創造性は3倍、生産性は31%、売上げは37%高い上に、欠勤率が41%、離職率が59%低く、業務上の事故が70%も低くなるとのことです。このことから、ウェルビーイングは経営の持続的な発展につながる可能性があるということです。そして、経営者が社員の幸せを追求することで会社の生産性が上がり、社員の給与を上げることができる。ウェルビーイングの推進が本県の成長に大きく寄与するのではないかというふうに期待しております。  富山県では、成長戦略のビジョンにウェルビーイングを掲げております。補助資料をよかったら御覧ください。成長戦略六つの全てにウェルビーイングを盛り込んでおります。ウェルビーイングを基に政策形成も行っている先進的な県でありますので、先日視察に行ってまいりました。  富山県のウェルビーイング推進の特色としては、ウェルビーイングが向上することで富山県がどのように活性するのかが明確に書かれていること、ウェルビーイングの指標が明確に記されていることです。指標は七つの指標のなないろ指標と、五つの指標のつながり指標というのに分かれております。この指標を活用し、毎年政策形成をしていくそうです。指標を明確に示していくことで県民にも分かりやすく伝え、県民全体でウェルビーイングを推進していく体制づくりをしているとのことでした。  本県も富山県のように指標化することで、県民にウェルビーイングとは何か、分かりやすいものになると思いますし、県民全体でウェルビーイングを推進するということにつながっていくのではというふうに考えております。  富山県のような指標化について伺うとともに、指標化していない本県では、具体的にどのような要素が満たされるとウェルビーイングが向上したと考えていらっしゃるのか、ウェルビーイングの向上により本県がどのように変わるとお考えか、知事にお伺いいたします。  本県の長期ビジョン「誰もが主役のふくい」では、多様性を認め合い、誰もが様々なことに挑戦できる共生社会を築くことにより、全ての人が輝き、支え合い、幸せを実感しながら将来にわたり安心して暮らせる福井を実現するとあります。多様性を認め合う、本県にあまり根づいていない文化であると感じます。  ウェルビーイングを研究している福井県立大学、高野翔教授の調査によりますと、福井人が不幸せと思うことは何かという設問に対し、狭い価値観を押しつけられる、自分らしく活躍できない、地域コミュニティーの閉塞感を感じると答えた方が多くいたそうです。福井人は多様な生き方に対して理解を得られづらい地域性があるのではと感じます。  誰もが挑戦できる場は実際あるのか、県民は成長するための学びや経験ができる場があると感じているのか、夢や目標が実現できる環境は整っているのか、また、県民は未来に期待や楽しみ、わくわくを持っているのか、調査はしていらっしゃいますでしょうか。もし調査していなければ、年代別や職場や学校など、場所別で調査してはいかがでしょうか。  今年度、慶應義塾大学と、幸せ実感・ウェルビーイング政策推進に関する連携協定を本県は結びました。  ウェルビーイングには、福祉、健康の要素も含まれており、医学部との連携ということでしたが、今後どのように連携事業を行っていくのでしょうか、お聞きいたします。 ⇓答弁はこちらからご覧いただけます⇓ https://www.pref.fukui.dbsr.jp/index.php/9570649?Template=document&VoiceType=all&DocumentID=1612#one

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